行動とやる気の関連性

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「やる気が出なくて何にも進まない」と困っている人は僕の周りにもたくさんいるのですが、僕はそういう方を見る度に思う事があります。

実はやる気というのは、ただ黙って待っていてもどこからか与えられるものでは無くて、行動を起こす事で自分の中から湧き出て循環し始めるんだよ。だからまずは動き出すのが大事なんだよと。


やる気が減退する思考パターン

僕も何度も経験していますが体を動かす前に頭の中で色々と考えてしまうんですよね。「早く明日のプレゼンの準備をしなくては」「◯ページまで試験勉強しなきゃ」などなど、やらなくてはいけない事が日常生活の中でどんどん重なってしまい、頭の中でとりあえずの優先順位や消化スケジュールを考え始めます。

そうして考えていくうちに思考はさらに飛躍し、失敗した時にどんなマズい事が起こるだろうとか、成功したらどれだけ良い事が起こるかなとか意味のない事まで考え始めてしまいます。

そうしてひとしきり考えた事で意味のある活動をしたと錯覚してしまい、「よし!今日は計画を立ててシミュレーションしたから、明日から実行しよう」と決意を固めます。

どうでしょうか、皆さんもこんな行動をした事があるんじゃないでしょうか。これがやる気も起きず行動もできない一番残念パターンです。

では、やる気を得るためにはどこの行動を正せば良いと思いますか?終わった後の失敗・成功の妄想をしなければ良かったのでしょうか、それともスケジュールの立て方がまずかったのでしょうか。

答えは「頭で考え始めた時点で間違い」なんです。

まず考えるのではなく、まず行動するのがやる気を引き出す上で重要な一歩なんです。

行動が先 やる気は後

体と心は自分で想像している以上に密接に連動しています。

例えば、大きな悩み事を抱えている人は考えれば考えるほど身動きが取れなくなって行き、そして体を動かさないからやる気が出ない。そうすると、部屋の片付けも面倒くさくなりちらかったままだし、仕事や学校に行くのも苦しくなるという悪循環が起きる事があります。

反対に、何をするにも軽快で初めての事でもサクサクと動けてしまう人もいますよね。隣で見ていると、前向きでよく働く人だなぁととても感心します。テキパキと部下に指示を出しながら、お客さんからの問い合わせに次々と効果的な提案をしていきます。いわゆる「できる人」です。

私から見れば常に前向きでやる気に溢れているように見えていたので、どうしてそんなにやる気があるの?質問した事があるのですが、返ってきた答えは「やる気はあんまり無いですよ、早く帰りたいです(笑)」という正直な意見でした。

私は謙遜だと思っていましたが、どうやら本当にやる気がみなぎっているわけではないようです。

私から見るとこなしている仕事は量的にも質的にも、やる気がないとこなせないような結果を残している人です。その大きな結果について訪ねると「やっているうちにそうなりました」と言います。彼の中では最初から大きな事を見越して取り組んでいたのではなく、取り組んでいるうちにハードルが少しずつ上がっていったそうです。

行動しているうちに必要な分のやる気は出たと言うのです。

得意な事でやる気を出して流用するテクニック

ただその「できる彼」は面白い事を教えてくれました。

彼は毎朝仕事に行く前に、車の整備の本をずっと毎日読んでいるそうです。彼はものすごく車が好きで、4階のオフィスから下の道路を走る車の車種を、99%言い当てられると自信を持って言います。残念ながら私は車に詳しくないので、彼の主張を検証する事はできませんでしたが、ものすごく車が好きなのは間違い無さそうです。

資格をとるわけでもないのに何故毎日整備の勉強をしているのかと聞くと、内容は全部覚えているから勉強ではないと言います。では何故毎日同じ事を続けるのかと聞くと、本業の仕事がはかどるそうなのです。彼の本業は車と全く関係のない業界の営業職なので、車の整備の知識が役に立つとは思えません。ではなぜ仕事がはかどるのでしょうか。

自分の得意な事を成功させると、関係のない他の事でも楽に取り組む事ができる。」これは彼のそのままの言葉です。彼はそう体得していたため、すでに丸暗記している車整備のテキストを毎日読むという事を続けているのです。つまり、彼は自分の得意な成功体験を毎日擬似的に再現していると言えるのではないでしょうか。

どんな人にでも成功体験というのは必ずあります。私の初めての成功体験は小学4年生の時の、3度目の漢字100問テストで初めて100点をとった事です。英語のテストは大嫌いですが、この時の漢字テストなら満点をとった自信があるのでまた受けてみたいと思います。なるほど、彼が毎日行っていた事が少し理解できました。

得意な事や好きな事はやり始める時の心理的な抵抗はとても低く、すぐに行動を起こす事ができます。そして何かしら行動を起こす事でやる気を体内で生成します。そしてこのやる気を持って毎日の仕事や勉強に取り組む。私が彼から学んだ事をまとめるとこういう事になりました。

私も彼の真似をして毎朝ちょっとずつ運動を始めました。

私は青春時代にずっとスポーツをしてきたので、成功体験の再現という意味では、腕立て伏せの回数や走った距離の方が自然でした。始めた頃は自分の想像以上に体が衰えていて愕然としましたが、少しずつ運動量を増やせるようになっていく事が小さな自信になっています、まだまだやればできるじゃないかと。これだけ走れたんだからこの仕事くらいはできる、これくらいの事は覚えられる。まだまだできる彼には及びませんが、ちょっとくらいはマシになったかなと最近は思えるようになりました。

まとめ

やる気は待っていても出てきません、体を動かして体内で生成する物なんです。

好きな事や得意な事をすぐやってみましょう、100点を取れるような物がいいです。同じ物を繰り返しやっても構いません。

その後にやらなきゃいけない事に挑戦してみて下さい。

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